炭素鋼球とは

炭素鋼球は、冷間圧造用炭素鋼を使用しています。大陽鋼球軸受株式会社ではリムド鋼のSWCH8R・10R、キルド鋼であるアルミキルド鋼のSWCH10A・12Aを使用しています。この二つの差はSWRCH(冷間圧造用炭素鋼線材)からどのような加工をされたかの違いになっています。

キルド鋼は、アルミニウムやフェロシリコン等を使用して脱酸を行い静かに固まるので、その固まり方が酸素が殺された(Killed)ように静かな鋼「キルド鋼」と呼ばれ、内部にリンや炭素などの不純物が少ない鋼ですが、不良品も多くなってしまうため比較的高価な鋼です。脱酸にフェロシリコンを使用するとシリコンキルド鋼(SWRCH10K等)になり、アルミニウムを使用するとアルミキルド鋼(SWRCH10A等)になります。

そして、リムド鋼は溶鋼されたときに中に含まれる酸素を抜く添加物を使わずに、そのままインゴットにしたもので、キルド鋼に比べると不良も少なく安価な為に、一般のナットやボルトにも多く使用されよく流通しています。

それらの鋼から作られた炭素鋼球は、自転車や、引き戸の上下または下につけて滑らかな開閉を可能にする戸車という車輪、カバンや家具の足などにつけ、移動しやすくするキャスターなどの比較的軽いものに使用されています。